これによりパソコンのハードディスクというメモリが断片化という状態になります。
断片化とは簡単にいうとメモリにデータを書き込んだあと削除するとその削除した部分が穴あき状態になり
パソコンがその空白までデータを読み込もうとするため動作が遅くなるというものです。
この断片化による動作が遅くなった場合の対策として「デフラグ」という機能はパソコンには標準でそなわっています。
デフラグの方法や詳しい内容についてはこちらなどを参照ください。
パソコンにはソフトウェアが動作する時に常に利用するメインメモリというのがあり、そのメモリ量の範囲でしか
ソフトウェアは動かすことはできません。
ただそのメモリ量以上にソフトを立ち上げるとすぐに止まってしまうかというとそうではなく、パソコンは標準で
仮想メモリという設定がされていて普段データ置き場として利用するハードディスクというものを
メインメモリとして代用しようとします。
そうするとソフトウェアを仮想メモリの範囲まで動かすことが出来るのですがとても動作が遅くなってしまいます。
この原因を回避する方法として仮想メモリの設定をはずすという対策があります。
そうすればメインメモリ以上のソフトを立ち上げようとした場合警告が表示されて立ち上げられなくなるので
動作が遅くなりません。
設定は簡単で「コンピューター」アイコンを右クリックして「システムの詳細設定」を開き「詳細設定」タブの
「パフォーマンス」の設定ボタンをクリックし、「詳細設定」タブを開いた後、「変更」ボタンを押します。
次に開いたダイアログで「ページングファイルなし」というラジオボタンがありますのでそこにチェックを入れて
すべてOKをおしてダイアログを閉じます。
最後にパソコンを再起動すれば適応されます。
ただし動作が遅くなってもいいからいっぱいソフトを立ち上げたいという人はこの設定にしないでください。
ウイルス対策ソフトを入れているからウイルス感染は大丈夫、と思われるかもしれませんが、
ユーザが任意でインストールしたソフトにウイルスが入っている場合、ウイルス対策ソフトは
警告はしてくれますが、インストールしてしまったウイルスをすべて消してくれるとは
限りません。
そのため、動作が遅くなったり調子がおかしい場合には念のためウイルス対策ソフトの
完全チェックをして、あやしいソフトを除去してもらいましょう。
パソコンは新しくなるごとに見た目もきれいになっていっていますが、それを古いパソコンの見た目に
戻す「パフォーマンス優先」設定にすることで動作が遅いのを改善することができます。
やり方は「コンピュータ」を右クリックしてプロパティを選択し、「システムの詳細設定」を選択して
表示されたダイアログから「詳細設定」タブを選択し、パフォーマンスメニューの「設定」ボタンを
押したら、視覚効果タブの中で「パフォーマンスを優先する」のラジオボタンを選択してから「OK」ボタン
を押せば適用されます。
見た目は古くなりますが、動作優先でパソコンを使いたい人にはおすすめです。
「タスクバーを右クリック」→「タスクマネージャ」のプロセスタブから現在どんなプロセスが
立ち上がっていて、それぞれがどれだけメモリやCPUを使っているかを確認できます。
それらのプロセスからどのソフトがパソコン動作に影響を与えているか推測することもできます。